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2009年06月26日

『ア・イ・シ・テ・ル』

     
17日(水)ドラマ「ア・イ・シ・テ・ル」の最終回がありました。

私は、このドラマ、初回から見ていたわけではなく、ついていたテレビに
何気なく目を移していたら引き込まれるように見入ってしまいました。

途中の回からの視聴でしたが、重く衝撃的だけれど、目をそらさないで
見る価値のある内容に残り数回、釘付けになりました。

ドラマは、普通の小学校高学年の子が同じ小学校に通う低学年の子を
死なせてしまうという事件を軸に、日常の中にある家族の在り方を深く
問うものでした。

その中で、子どもの母への強い強い想い、母の愛を信じて受け取りたい
という想い、そして、それが叶わないと感じた絶望感、それらが、小さな
胸をこれほどまでに締め付けていることを、ドラマを通して改めて思い知
らされた気がしました。

親にとって何気ない日々の中で、親の思いも及ばないところで、子ども
たちは深く傷ついていき、心の行き場を失って彷徨っていることが、普通
の家庭の中で起こりうることなのです。

このドラマは「事件」として突出した形で、家庭の中の問題点を取り上げ
放映されました。

でも、こんな形にならなくても、いろんな形で、子どもたちは“心の居場所”
を失い、あるいは失いかけてるってことはあるんじゃないかって思ったり
します。

・・・「インナーチャイルド」はこうやって傷つい子どもが傷ついたままでは
その家庭の中で暮らして行けずに“傷ついたその時の自分”をそっと置き
去りにしていくことで生まれます。

“分離”です。
現実に、社会や家庭の中で生きている自分と傷ついてしまった〇歳の時
の自分を分離して、忘れたふりして生きていくのです。

そうしなければ、小さな幼子にとって、生きていく術はないからです。
傷をずーっと抱えたままでは辛いから置いていくのです。
1つのハートをちぎって置いていくのです。

でも、大きくなって、生きていく上で、いろんな不都合や生き辛さを感じたり
した時、あの時の忘れたと思っていた、置き去りにしていた〇歳の子が心
の奥底から、あの傷ついた時と同じような感情を持って、同じような状況を
作り出します。

だから、何だか、気になることを身体や心に感じることがあれば、そこには
置き去りにしてきた〇歳の自分がいるのかもしれません。

         

インナーチャイルドという存在を知る。
インナーチャイルドがこんな風に生まれる。
そして、自分の中のインナーチャイルドに会いに行く。

それができれば、あなたの中のインナーチャイルドは癒されていき、今まで
の生き辛さや身体の具合も良い方向に改善されていくかもしれません。

このドラマは、家族が母親、父親がそれぞれ家族、家庭という愛の居場所
に背を向けて、自分の居場所を外の世界に求めていった結果、子どもは
居場所を失っていきました。

本来は愛の居場所である母や父の愛の不在の場所に居続けなければなら
ない居心地の悪さをずっと味わって、自分の存在価値まで失くしてしまうと
いう思いにまで至ったのでした。

インナーチャイルドはインナーチャイルドを抱えた家族も元に生まれます。
連鎖です。

でも、多かれ少なかれ、いろんな形でインナーチャイルドは殆どの人が抱え
ているんじゃないかと思いますが、大きい小さいや、現在、不都合を感じない
で生きている人もたくさん居ますから、それはそれでOKだって思います。

ただ、生き辛さや、なんだかうまくいかないって感じてることがある場合、
子どもをインナーチャイルドを抱えた子にしないためには、母親や父親が
まず、自分のインナーチャイルドの存在に気づき、癒していくってことが大切
かなぁーって思います。

ドラマ『ア・イ・シ・テ・ル』はDVD化するようですのでよかったらご覧になって
みてはいかがでしょうか。

たくさんの人に見てほしいなぁーって思います。

         


Posted by あんじぇら☆ at 00:41Comments(0)ドラマ